若いうちから投資を学んだほうがいい理由

「投資」と聞くと、株やFXで一攫千金を狙うイメージを持つ人も多いかもしれません。ですが、投資の本質はギャンブルではなく「お金と時間を使って、未来をより豊かにする行動」です。
特に若いうちから投資について学ぶことは、将来の人生に大きな差を生みます。ここでは、その理由を整理してみましょう。

1. 時間という最大の武器を使える

投資の世界には「複利」という力があります。お金を増やす上で、時間をかければかけるほど効果は大きくなります。
例えば、20歳から毎月1万円を積み立てて年利5%で運用すると、40年後には約1,500万円になります。しかし30歳から始めた場合は、同じ条件でも約800万円ほど。スタートの10年の差が、数百万円の差につながるのです。

私は25歳から、毎月、投資信託に¥35000入れています。大体30%ほどプラスになっています。

もちろんリスクもありますが、早くにやっておいてよかったと確実に思えます。

2. 小さな失敗から学べる

若いうちは、仮に投資で失敗してもリカバリーが効きます。
10万円の損失は社会人5年目なら痛手ですが致命傷ではありません。それが10万円以上になって返ってくることもあるでしょう。

しかし40代、50代になってから同じ失敗をすれば、生活や家族に大きな影響を与えてしまうでしょう。また勉強になったとしても、それを取り返す時間が多くありません。
小さな金額で試行錯誤できるのは若さの特権です。

私は社会人時代、50万くらいするスクールに通ったことがあります。そこの学びでそれを取り返すだけのことができたとは思えませんでしたが、そのおかげで今、自分に合ったと思える仕事ができています。

どのようにリターンを得るかは自分次第です。

3. お金に対する正しい考え方が身につく

日本では学校で「お金の教育」がほとんどありません。そのため「投資=怖いもの」「貯金=安心」という価値観だけで大人になる人が多いのが現実です。
しかし、物価上昇や円安などで「貯金しても実質的にお金が減っていく」時代に突入しています。若いうちから投資を学ぶことで、お金を守り、増やす知識と感覚が自然と身につきます。

働いてその対価のお金をもらう。生活して残りは貯金してという人が大半ではないでしょうか?

その貯金は新たにお金を生み出す可能性があります。

4. 投資的思考が人生を豊かにする

投資はお金に限らず、自己投資・人間関係・健康にも応用できます。

  • 読書やスキル習得 → 将来の収入に結びつく
  • 健康への投資 → 医療費を減らし、長く元気に働ける
  • 人間関係への投資 → 信用やつながりが人生を支える資産になる
    若いうちから投資を考える習慣があれば、自然と「未来を見据えて行動する人」になれます。

未来の自分に感謝されるお金の使い方を意識しましょう。

スマホをいじる時間、運動しない習慣、未来の自分からどのように思われるでしょうか?

5. お金の不安から解放される

「お金がない…」という不安は、多くの大人が抱える悩みです。
しかし投資を理解している人は、「いま手元にあるお金」だけでなく「これから増えていくお金」までを見据えて考えられます。その安心感は精神的な余裕を生み、人生の選択肢を広げてくれます。

お金のことを若いうちからしっかり考えていくと、歳をとっていくにつれてポジティブにお金のことを考えられます。どのように増やして、どこに旅行に行って、趣味のあれこれにお金を使って、という考えになるでしょう。

しかし考えてこなかった人は、歳とると、どこの支払いをして、食費を削って、あれをケチって、あれは買えないか、というような考え方になります。

まとめ

若いうちから投資を学ぶメリットは、

  1. 複利の力を最大限に使える
  2. 小さな失敗から学べる
  3. お金に対する正しい考え方が身につく
  4. 投資的思考が人生全般を豊かにする
  5. お金の不安から解放される

投資は「一部の人がやる特別なもの」ではなく、「これからの時代を生きるために必要な教養」です。
まずは小さく積み立ててみる、投資本を1冊読んでみるなど、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。